2023年で終了!使いやすくなったジュニアNISAの3つの魅力

ファイナンシャル投資・資産運用

ジュニアNISAってご存知ですか?

知っている方、やっている方も多いと思いますが、一般NISAやつみたてNISAと比べると、実はあまり知られていない制度なのです。

今回は、そんなジュニアNISAの魅力をご紹介します。

ジュニアNISAってどんな制度?

ジュニアNISAとは、日本に居住する0歳から19歳の未成年者が利用できる制度です。

なお、口座管理や運用については、原則、親などの親権者が行います。

1年間の非課税投資可能額は80万円で、最長5年間拠出できます。
(これから始める方は、2023年までなので、2021年から始めた場合は3年間です)

制度改正によって使いやすくなった!

もともと、ジュニアNISAは、18歳までの払い出し制限がありました。

これは、高校3年生の12月末(3月31日に18歳である前年の12月31日)まで、口座内のお金を引き出すことができないという制限です。

つまり、「中学受験、高校受験で使いたい!」という場合や、”推薦入試等で秋頃に入学が決まる大学受験”では、引き出すことができないということです。

一番お金を引き出したい時期に引き出せないんじゃ、使えないですよね。。。

そうなんです。だから人気がなかったんです。(笑)

以下は、各種NISA口座の開設数です。

【NISA口座開設数一覧】
一般NISA 約1,162万口座
つみたてNISA 約147万口座
ジュニアNISA 約33万口座

はい、少ないですね。(笑)

あまりに人気がなかったので、ジュニアNISAは2023年12月末に廃止することが決まってしまいました・・・。

しかし!!

廃止することになったおかげで、「18歳までの払い出し制限」のルールが変更されることになり、「2024年以降なら、いつ売っても良い!(税金がかからない)」ということになりました!

これは使いやすい!というかめちゃくちゃ良い制度!!

なので、廃止が決定した今となっては、使わないともったいないのです!

そんな使わないともったいないジュニアNISA、どんなメリットがあるのか見てみましょう!!

メリット① 運用期間中の売却益や配当金が非課税になる

非課税になることで受けられる金銭的メリットは、非常に大きいです。

例えば、子どもが0歳の時に80万円分の株式ファンドを購入し、
15年後に240万円(3倍)に膨れ上がった場合、

  • 通常の証券口座で運用した場合は、約30万円の税金がかかりますが
  • ジュニアNISA口座で運用した場合は、税金がかからないのです!

毎年80万円を5年間投資で合計400万円の投資ともなると、
節税額が100万円近くなる場合もあります。

これは非常に大きいですよね!!

メリット② 銘柄が豊富

つみたてNISAの場合は、一部の投資信託やETFしか買うことができないのですが、
ジュニアNISAでは、一般NISAと同様に、投資信託、ETF、日本や米国の有名企業の個別株など、様々な銘柄を購入することができます!

選択肢が広がるので、嬉しいですね♪

ただし、継続管理口座に移行した後は、商品の入れ替えや新規の買い付けができないので、注意して投資する必要があります。

メリット③ 2024年以降ならいつ売っても非課税

こちらは上で説明した通り。

制度改正したことによって、「売ったらダメ(=税金かかるよ)」という資金拘束はありません。

ジュニアNISAは、長期で運用する方が良いと言われていますが、仮に売らなければならない事態になっても、非課税メリットはしっかり受けることが出来ます。

ジュニアNISAはどんな人にオススメ?

ジュニアNISAは「教育費を準備したい!」という投資目的なら、以下の人にオススメです。

【ジュニアNISAを活用した方が良い人】

・0〜3歳程度の子供がいる
・長期でのんびり構えていられる
・十分な投資余力がある

複利を利用することで、仮に、年利5%で運用した場合、14年で預けた元本の2倍になります。

2021年から始めれば、80万円×3年で元本240万円。

子供が中学を卒業する頃には、約500万円になるイメージですね!!

これに対して税金がかからないとは!素晴らしい!!

ぜひジュニアNISAを活用して、将来の教育資金を貯めていきましょう!!



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