こんにちは、リリーです。
泣いている赤ちゃんを抱っこすると、「抱き癖がついちゃうよ」なんて言われたことありませんか?
「抱き癖がつくと後で大変だよ」「ワガママな子になっちゃうよ」なんてことを耳にしたことのある人も少なくないかと思います。
私は、実際に母から「あまり抱っこしすぎるのは抱き癖がつくから良くないよ」と言われ、つい最近まで「むやみに抱っこしない方が良いんだな」と思っていました。
しかし、結論から述べましょう。
出来るだけたくさん抱っこしてあげてください!!
少し前までは「むやみに抱っこすると良くない」という考えもありましたが、現在の研究では「抱っこしないことの方が良くない」ということが医学的に判明しています。
抱っこしないと何が良くないの?
幸せホルモン(オキシトシン)が減少してしまう
人は、安心感や信頼感が得られると、幸せホルモンとも呼ばれている”オキシトシン”という物質が分泌されます。このオキシトシンは、人のからだのあらゆることに影響をもたらします。
オキシトシンが減少すると・・・
●不安になりやすい、情緒不安定になりやすい
●ストレスを感じやすくなる、キレやすくなる
●自尊感情が低くなる
などになってしまう傾向があります。
サイレントベイビーになってしまう可能性も
赤ちゃんは、泣くことで自分の要求を伝えています。しかし、泣いても放って置かれた赤ちゃんは、次第に「泣いても自分の要求は通らない」と思うようになり、泣かない子=サイレントベイビーになってしまうのです。
これは、「手のかからない子」ということではなく、「自分の意思を伝えることができない子」であり、とても危険な状態です。(コミュニケーション能力障害であるという医師もいるようです)
抱っこすることによるメリット
スキンシップによる効果
抱っこに限らずですが、スキンシップをとって肌に触れることで、安心感が得られ、幸せホルモン(オキシトシン)が増加します!
オキシトシンが増加すると・・・
●ストレスや痛みを軽減させる
●不安を減少させ、好奇心が増加する
●消化・吸収を促進させる
●成長ホルモンの分泌を促す
●学習効率を高める(短期的な記憶力・集中力が向上)
などの効果が期待できます。
身体の発達への効果
抱っこされる赤ちゃんは、その都度、五感や筋肉への刺激を受け、その刺激によって神経細胞同士が結合し、脳の発達へと繋がります。
また抱っこする大人と密着して動きを共にすることは、運動能力やバランス感覚の発達にも効果的です。正しい抱き方(M字型開脚)で腰回りの筋肉を鍛えることは、口内と顎の筋肉緊張を高め、言語発達ときれいな歯並びも促すと言われています。
発育環境への効果
頭が大きく手足の短い赤ちゃんは床の上ではうまく体重分散が難しく、バランスを保つことに気を取られてしまいます。
抱っこすることで安定した状態となり、体の力を抜くことができるため、他のことに目を向けることができ、周りの景色や音、匂いなどから学習していくことができるのです。
自立心や成長は満たされることで育つ
子供は、満足すると自ら「もう大丈夫だよ」ということを示してくれます。
自立心や成長は、我慢することで育つものではなく、満たされることで育つのです。
子供が求めている時は、心身が許す限り、できるだけたくさん抱っこしてあげてくださいね♫
(※ただし、無理は禁物です!頑張りすぎないことも大切です!)
コメント